聞き上手・褒め上手になる

看護師として働いている人の中には、何かしらの悩みを抱えながら仕事を続けているというケースも少なくありません。
個人による悩みの違いがある中で、比較的多く挙げられるのが職場の人間関係です。
実際に仕事内容に関しては不満はないものの、人間関係が原因で離職してしまうという事例は決して珍しくありません。
職場の人間関係は医療職に限らず社会で働く上で避けては通れない問題である以上、しっかりとした対策法を身に付けることが必要になります。

良好な人間関係を築き上げるポイントの一つが、聞き上手になることです。
数ある仕事の中でも、医療や介護といった職業が特に人間関係が難しいとされているのは、激務による影響が強いと考えられています。
これは、日々仕事に終われることで心に余裕が無くなってしまい、その結果同僚や部下に厳しい態度で接してしまうというものです。
こうした問題は溜まったストレスの発散によって解消されるため、自分から食事やお酒に誘って愚痴を聞いてあげると良好な関係が築けるでしょう。

話を聞くのと同時に、相手を褒めることも忘れてはいけません。
褒められて嬉しくない人間はいないので、目上や部下に関わらず、例え些細なことでも褒めるという姿勢が重要です。

そのほか、本音で話し合うのも人間関係における大事なポイントです。
衝突によって雰囲気が気まずくなってしまうのを怖がり、表面だけの付き合いで済ませてしまう人もいます。
しかし、このような関係は日頃波風が立たない反面、些細なトラブルが大きなものへと発展してしまうこともあるので注意が必要です。
そのため、衝突を怖がらず、意見をしっかりと主張することが大切です。